故郷に住民票を残している人も大丈夫。期日前投票、不在者投票で一票を無駄にしない
小林史明です。
第48回衆議院総選挙が告示され、10月22日投開票日を迎えます。
前回の2014年の衆院選(小選挙区)では投票率が52.66%という戦後最低の投票率でした。福山市の投票率は47.5%でした。20歳から24歳の方が22.9%という投票率で特に低く、とても残念に思いました。今回、18歳選挙権に伴い新たに選挙権を持たれる若い世代の方には初の衆院選挙に際し、是非投票に行っていただきたいと思います。
「投票に行くこと」だけを推奨するわけではありません。
選択すること、選ぶ権利があることを大切にしてください。
以前は投票所の中に連れて行くことができるのは幼児に限られていましたが、昨年6月公職選挙法を改正し18歳未満にまで拡大されました。まだ選挙権を手にするまで数年ある中学・高校生のかたは、保護者と一緒に行ってみてください。
「衆院選で初めて投票する10代20代の皆さんに伝えたいこと」
1人1人の行動が変われば、日本は変わる。
日本の未来を切り拓くために、自分自身の投じる一票を大切にしていただきたいという想いです。
投票率の向上へ、広島県内の取組
10月11日から期日前投票が広島県内各地で開始されました。21日までに県内136箇所に投票所が設けられます。
広島県内の大学機関・教育機関でも投票所を設置。福山市内では10月20日(金)10時から17時まで、1日限りですが投票所を設け福山市立大で期日前投票ができます。
また、福山市は「投票記念カード」などを作成し、市内の高校でも投票や選挙ルールの冊子などを配布するなど、行政側も若い世代の政治への関心を高め投票を促し、選挙を身近に考えてほしいという取り組みがされています。
しかし、実際若い世代の方の中で投票したくても投票方法がわからない。誰に聞けばよいのか。疑問が数多くあり、そうこうするうち投票に行く機会を失い、そのまま投票に行くことなく、選挙が終わる。結果、投票率が下がっているという問題点のひとつだと思います。
私も自民党青年局の学生部長、局長代理として若い世代の方々や大学生と直接意見交換をする機会を多くいただいた折、実際に投票に行かなかった学生から話を聞くと、大きな理由は環境の変化。高校から大学へ進学し、親元を離れ一人暮らしを始める年齢であり、勉学やアルバイトに追われ忙しくて投票できない、住民票を移す手続きができず、投票権がないから行かない、という選択をする学生は多かったのではないでしょうか。
全国で政治に関する関心、投票へ促すことを引き続き行政で取り組むことは大事です。
一方、18歳選挙権とは若い世代からの意見を政治に反映するという意義ですので、若者世代にあった投票方法を今後見直すことも必要であるのではないでしょうか。
期日前投票、不在者投票で一票を無駄にしない
投票期日に投票ができない方を対象に、不在者投票や期日前投票の活用が推奨されています。故郷から離れていても、事前であっても参加することができますので、ポイントをまとめて紹介します。
期日前投票
期日前投票は、投票場所・投票期間を県や市区町村の選挙管理委員会ホームページで確認することができます。
お近くの投票所へ、ぜひ期日前投票をお願いします。
(参考)福山市:http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/soshiki/senkyo/102681.html
不在者投票
不在者投票は書類のやりとりの必要上、投票まで数日かかりますが、公示日の翌日から投票期日の前日までいつでも受付されています。
(今回の場合は10月11日(水)~10月21日(土))
下記リンク内『9.不在者投票について』を参照ください。
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/soshiki/senkyo/102681.html
ステップ1:必要書類を申請しよう
まずは不在者投票するための書類を送ってもらいましょう。皆さんの住民票がある市区町村の選挙管理委員会に、不在者投票をしたいこと、書類を送ってもらう現住所を、電話で相談します。
ステップ2:届いた書類を確認しよう
選挙管理委員会から、投票用紙や立候補者の一覧など、投票に必要となる一式が届くので確認しましょう。ただし、投票用紙の記入や投票用封筒の開封は、実際に投票所に行くまでは行わないように気を付けてください。
ステップ3:最寄りの選挙管理委員会へ投票にいこう
届いた書類を、今いる市区町村の選挙管理委員会へ持っていき、受付から不在者投票所へ案内してもらい投票しましょう。
今回の衆議院選挙の争点についても、これから先の将来を見据えて想いを巡らせていただき、意志をもった投票をしていただきけたら嬉しいです。