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省庁他個別の既存システムの状況を確認、整理。デジ特政府情報システム小委員会始動

デジタル社会推進特別委員会、通称”デジ特”の下に設置されたサイバーセキュリティ小委員会の委員長に就任して議論を開始したことは、先日ブログでご報告したばかりですが、加えて今期新設された、政府情報システム小委員会の委員長にも就任しました。

この小委員のゴールは、政府の情報システム調達の一元化に対し、省庁他個別の既存システムの状況確認と整理することで、まずは、1) クラウドバイデフォルトの実現と、2) 国民接点のユーザーインターフェイスの改良に取り組みます。

先日、初回の会議を開催し、特許事務システムについて特許庁から、ハローワークシステムの今後について厚生労働省からそれぞれ状況を確認し、論点を整理しました。

ハローワークのシステムについては、調達は順調そうですが、ユーザーインターフェイスに大きな課題があります。そもそも行政のサイトは、ユーザーが使いやすいかという視点がシステム調達の段階から入っていないことがそもそもの要因だと思いました。特許庁の事務システムも同様、利用者が申請の段階で気持ちが萎えてしまわないように、使いやすいフォーマットやクラウドシステムの導入を検討していることを確認しました。


対策としては、調達時にユーザーインターフェースの部分を重視して審査するか、政府情報システムはデータ処理に集中し、APIによって民間が一定の規律のもと、自由な発想で接続できるサービスを開発できるような環境を整えるか、ということが考えられます。


次回以降、政府情報システムの国民ユーザーインターフェースの改良について検討していきたいと考えています。




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