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2026年を迎えて

2026年を迎えました。世界情勢が大きく変化する中で、日本としては人口減少という避けられない現実に直面しながらも、テクノロジーとコミュニティの力で「不安」を解消し、「希望」をみんなで作っていきたいと思います。

1. テクノロジーの社会実装で多様でフェアな社会を

私の政治信条は、一貫して「テクノロジーの社会実装で多様でフェアな社会を実現する」ことです。かつては特定の能力や環境を持つ人しか享受できなかった機会を、デジタルやテクノロジーの力で誰もが手に取れるものにする。地理的な制約や身体的なハンディを乗り越え、一人ひとりが自分らしい生き方を選択できる社会。2026年も、この理想の実現に向けて、現場の声を政策に反映し、古い慣習や仕組みを変革し続けます。

2. 供給力・競争力強化による「物価安定」と「経済成長」の両立

現在、多くの方々が急激な物価上昇に不安を感じています。この課題を根本から解決するには、単なる家計支援だけでなく、「供給力と競争力の強化」が不可欠です。効率的な物流、エネルギーの安定供給、そして生産性を高めるための設備投資、研究開発を増やし競争力を高めることで海外への輸出を増やす。これらを加速させることで、物価上昇を適正な水準に落ち着かせると同時に、少ない人数でこれまで以上に利益を上げることができる強い経済を目指していきます。

そのためには企業にとって予見性のある政策が重要です。そのため、昨年末の税制改正で大胆な設備投資減税、研究開発減税を決定しました。4月以降から適用できるようになる予定なので、ぜひ活用してください。

3. 「8がけ社会」への挑戦:ロボット産業の勝負の年

数年前から提起してきた「8がけ社会(労働力やリソースが従来の8割になる社会)」への対応は待ったなしの状況です。取り組んできた行政運営の見直しは、上下水道改革が動き始めるなど成果がではじめていますが、消防本部の県単位への広域化をはじめ、数千億円単位の費用を抑制できる改革がまだまだあります。

そのような中で、最近の劇的なAIの進化は、大きな希望です。これまで「理想」だったAI・ロボットの社会実装を一気に「現実」のものへと引き上げました。行政相談や問い合わせは、そう遠くなくAIコールセンターで対応可能になるでしょう。テクノロジーを徹底活用すれば、まだまだ行政は便利に、かつ効率化できます。

しかし、この流れを単なる効率化としてだけ捉えてはいけません。ロボット分野は、ものづくりに強みをもち、多くの公開されていない製造関連のデータを持つ日本にとって大きな可能性があります。2026年は、日本のロボット産業にとって「勝負の年」です。今年は研究開発の促進や政府調達の活用など、あらゆる政策手段を使ってロボット産業の振興に取り組むとともに、社会実装の壁となっている古い規制を見直していきます。

4. 製造業の街・福山から、新しい日本の形を

私の地元であり、日本を代表する製造業の拠点である福山市。この変化の激しい時代こそ、福山が持つ「現場の力」と「ものづくりの魂」が最大の武器になります。

福山の産業が、デジタル技術を取り入れつつ、既存の事業にとらわれず、新たな成長分野へと挑戦していくことができれば、日本のみならず世界をリードするポテンシャルを秘めています。製造業だけでなく、サービス業や医療・介護・福祉など幅広い分野で、地元の企業の皆様が、ロボットやAIを使いこなし、効率的で付加価値の高い事業ができるよう、全力でバックアップしていきます。

実際に今年の4月には福山を中心に備後地域の企業とスタートアップのオープンイノベーションのプロジェクトが立ち上がりますし、itisetouchiの2階フロアもその重要拠点として活用が広がっていく予定です。

事業でも地域活動でも、何か新しいことをはじめて継続するには良いコミュニティが必要です。何かを強制するのではなく、互いの興味関心を共有することで新しい視点を得たり、それぞれのちょっとした得意なことを提供しあうことで楽しみながら成長していく、福山にはそんな緩くて前向きなコミュニティが増えてきました。今後も沢山作っていきたいと思います。

2026年をこれまでの延長線上で考えるのではなく、テクノロジーによって未来への確信を掴む一年にできるよう、今年も地域の皆様とともに前に進んでいきたいと思いますので、本年もどうぞよろしくお願いします。