Blog ブログ

大人の運動会 - 提案コーディネート型リーダーシップ事例vol.1-


先週、福山市の市民団体「芦活部」主催で、大人の運動会を開催しました。昨年は天候の影響で間が空いてしまいましたが、毎年恒例、8回目。市立光小学校の鼓笛隊の皆さんの演奏による開会式に始まり、ラジオ体操、綱引きやリレー他、エキシビジョン種目でだるまさんが転んだなど、老若男女混ざって、日頃の鍛錬の成果を出す人、日頃の運動不足を解消する人それぞれ真剣勝負。私も芦活部の一員として進行を担当しました。

10年前、選挙の前に、地元の仲間とこれからの福山について議論したとき、この街の景色を、家族や仲間と暮らすことが楽しいと思えるように、自分たちの手で変えていきたいと考えました。

従来の街づくりは、住民が地元の政治家に陳情し、政治家が行政に働きかけて予算を獲得する、その後は地元行政の預かるところとなるので、出来上がる頃には住民ニーズと微妙にズレていることがよくあります。

何とかこの昭和の陳情受付モデルを脱して、新しい地域の景色を作り、楽しむところまで住民と一緒にできないか、そう考えて、私自身は、解決策の提案とリソースのコーディネートをする、提案コーディネート型のリーダーシップを実践しています。

芦田川の河川敷は、私を含め、多くの福山市民の原風景であり象徴的な場所です。だからこそ、ここをスポーツ・文化・交流の場に利活用できるようにしていこうと、芦活部を立ち上げました。少しずつ、プロジェクトに賛同、参画してくれる人を増やすべく、この大人の運動会始め、活用イメージを持ってもらえるような活動を続けて、2021年にはかわまち広場として、BBQスペースやスケートボード他、様々なスポーツができる場所を整備することができました。

提案コーディネート型のプロジェクトとして実現したかったのは、「住民が動けば街は変わる」という成功体験を共有し、1人でも多くの人に参画感をもって街に関わってもらうことでした。

コロナ禍が明けつつある今回、これまでと違うのは、以前は、この運動会をやっていると、河川敷で遊んでるのは自分たちだけだったのに、今回は、周りでスケートボードをやってたり、バーベキューをやっていたり、サイクリングイベントも開催されていたりと、たくさんの人たちが河川敷を使って休日を楽しんでいたことです。

来年はさらに多くの方に、福山市内外から参加してもらい、芦田川が多種多様な人々の交流の場として愛されていくよう、活動していきたいと思います。









友だち追加
 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

小林史明(@kobayashifumiaki)がシェアした投稿