一歩踏み出した内海町の漁業と地域の改革
先週末の東北スタディツアーに続き、この週末は地元・福山市の内海町で開催された「UTSUMI FISHERMANS FEST」に参加し、漁業の現場の皆さんとのコミュニケーションを楽しみました。内海町は、福山の南端に位置し、内海大橋により陸続きではありますが、田島と横島という2つの島からなる漁業を主産業とする町です。年間を通じて様々な魚介が獲れ、中でも海苔は広島県一番の生産量で、掛け値無しにすごく美味しいです。
このところ考えているのは、漁業自体を持続可能にするという観点はもちろん、漁業を地域の観光資源にすることで、漁業とともに地域も盛り上げていけるのではないかということです。世界の旅行者が、台湾に素食、香港に飲茶、カリフォルニアのナパバレーにワインを飲みに行ったりするように、飲食はそれ自体、観光の目的に充分になり得るし、実際に漁を体験できるとか、獲った海苔を佃煮にできるとか、牡蠣をオリーブオイル漬けにして持って帰れるとか、漁業は飲食と体験を一体化することで、魅力あるコンテンツになり、その素材は無限に広がります。
今回、内海町の若手の漁師さんの発案で立ち上げたフェスをサポートして、今後の可能性と課題を確認できました。これまでの一次産業に関連するイベントは、大抵行政等が主催し、そこに漁業者が出店、協力するという形式が多いのですが、今回は、漁業者自身が主催者となることで、主体性のある企画になり、当日の会場の雰囲気も一体感から熱いものが伝わってきました。この変化は、一次産業と連携した地域活性化を進める上では大きな意識改革になると確信しました。
一方で、イベント自体の広報や収支含めた事業計画については改善できるところがあるように感じ、この点については行政がノウハウを提供したり広報に協力することで、今後、発展性が見込めるのではと感じました。
内海町の玄関口にある内海大橋は、円を描くようにカーブしており、空を飛んでいるような気分で美しい瀬戸内海の多島美を見ながら渡ることできます。福山にお越しの際はぜひ内海町まで足を伸ばして、漁業を体験し、新鮮な魚介を食べてください。引き続き体験型のコンテンツの充実のためサポートして行きます。
LINE@などそれぞれのSNSで、イベント登壇情報や政策に加え、スペシャルコンテンツをお届けしています。ぜひ登録お願いします。
備中備後JAPANDENIM @japan_denim プロジェクトPOP STOREがGINZA SIX @ginzasix_jp にオープン。福山、府中、井原の繊維関連企業とデザイナーをPARIGOTがマッチングし、統一ブランドで世界に販売します。デニムの歴史とプロジェクトの背景をまとめたので、ぜひ読んでくださいhttps://t.co/MtU63O1z7H
— 小林史明(衆議院議員/広島7区/福山市) (@kb2474) 2019年4月5日