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2013年12月29日 タクロバン2日目その② ツチファウンデーション訪問

1日目から多くのタクロバン市民から、ツチファウンデーションには感謝して
いるという発言が多くあり、地元の方ともどんな団体なんだろうと話していました。
そこで午後に市長を訪問した際に尋ねたところ、現地責任者をよく知っているということで、紹介いただき、急遽本部を訪問しました。

現在はタクロバン市内の学校に拠点を置いて活動しており、
訪問時も支援を希望する市民で長蛇の列ができていました。
具体的な支援方法は下記のようなものでした。
①瓦礫撤去の役割を市民に指示、そのかわり日当500ペソを支給
これにより復興を進めると同時に、現金を直接手渡すという支援をしています。
②各バランガン?町内会組織のようなもの?に
直接足を運びIDを確認した上で、世帯人数ごとに支援金や物資を手渡し。
その支援金の封筒の中にはツチの活動趣旨やこれまでのフィリピン支援活動の
報告が同封されているきめ細やかさ。
③短期的に必要な支援が終了するころには教育施設の建設など中長期的な支援へ切り替え。
何にせよ支援のノウハウがしっかりしており、
直接支援するため、支援する側もされる側も心に残るものになっています。
勿論物資にも台湾とツチのロゴがしっかりはいっており、
市民の記憶にも残るよう配慮されています。
日本の支援も一定の評価は勿論いただいていますが、皆さんから預かった募金や税金から実施するのですから今以上に各国の人々の心に届くような支援にするべきで、見直しが必要だと強く感じました。日本に戻ったら東京のツチファウンデーションを訪ね、
少しでもノウハウやポリシーを学びたいと思います。