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2014年5月16日 小林史明 国政報告リポート 2014上半期 表面

表題のとおり国政リポートを作成し、現在各所に配布してまわっているのですが、
その内容をこちらにも掲載させていただきます。現物読んでやってもいいぞ!
という方がいらっしゃれば小林事務所へご連絡いただければ幸いです。
※画像は一部だけになります。

 皆様のご支援ご指導をいただき、二〇一二年一二月一六日の当選から一年以上が経過をしました。心より感謝申し上げます。その間、毎週末福山に戻り皆様の意見をいただき、平日は毎朝八時から自民党の会議や担当の委員会に出席し、意見を伝えるとともに、各所との調整に汗をかいてきました。

  その中で議員の役割というのは『課題解決』であると私の中で位置づけました。法律を作ることも、税制を変更することも、各役所と調整することも、全て皆様の目の前にある課題、将来直面するであろう課題を解決する手段だと捉えています。では日本国の課題は何かというとたくさんありますが、重要課題は五つと考えています。

①人口減少  ②財政再建  ③外交の強化  ④エネルギーの確保  ⑤老朽化したインフラの整備 
 
 これらの課題に取り組むにあたって『知行合一』の姿勢で臨みたいと考えています。ただ国政で正論をいうだけではなく、実際にその『課題解決』にむけて自分自身が動く。議員経験の浅い私ですが、会社員としての経験から、動く中で現場にそった現実的な解が見えてくると信じています。

 実際に『課題解決』にむけて、以下の四つに取り組んでいるところです。

 一つ目が【地方への人材回帰】 です。人口減少が進む中、現状のままでは二〇五〇年には人口が九七〇〇万人に減ると予測されています。食い止めるには出生率の低い東京を代表とする都市から出生率の高い地方に人材を返すことです。そのためには各地域に雇用・医療・教育・文化をバランス良く整える必要があります。福山においても文化財の活用促進や空き家の再生などで、地域資源を磨く取り組みを実行しています。

 二つ目が【収入を増やすこと】です。財政再建のためには税収を増やして行くことが必要です。加えて地方に雇用をつくり、皆様の収入を増やすことも考えると中小企業の活性化が重要です。一年間多くの方と意見交換をしたところ、施策が多すぎてわからない。そんなに良い施策があるとは知らなかっという声を多くいただきましたので、福山で初めて中小企業向けの予算・施策説明会を実施し二〇〇社に参加いただきました。多くの方が各施策を活用して挑戦をしようという前向きな気持ちになっていただけるよう今後も継続していきます。

  三つ目が【無駄を省くこと】です。行政改革の必要性は以前から言われており、しっかり取り組んでいきますが、その中で、行政においてITの活用を進めることも重要なポイントです。地方自治体では同じようなシステムが各自治体で別々に数千使われています。これに対し、現在のクラウド技術を導入すれば三、〇〇〇 ~ 五、〇〇〇億円の費用削減効果があります。実際に自民党内で若手のIT政策責任者として役所との調整に日々動き回り、ニュースなど各メディアで情報発信に取り組んでいます。

  四つ目が【顔の見える外交】です。中国・北朝鮮の脅威が迫っている中、アメリカは勿論、ASEAN諸国との連携を深める必要があります。そのためには限られた予算を効果的に使うべきです。昨年一二月、大型台風被災地であるフィリピンのタクロバン市へタクロバン福山交流支援センターの現地視察へ同行させていただきました。四日間の滞在中、市長だけで なく市民の方々の声も聞きましたが、国を通じた多額の援助よりも直接支援に出向く方が現地の方々の記憶に残るということを実感しました。緊急支援で活躍された自衛隊には高い評価をいただきましたが、それ以外の日本からの支援について認識が薄いのが現実です。その実体験もふまえ、現在は現地の声を外務省のODA予算に反映したり、民間団体であるタクロバン福山交流支援センターの方々と連携し様々な取り組みを行っています。なお、皆様のご協力もあり、切望されていた重機・医療機器の提供が外務省予算にて確定しました。あらためてご報告とお礼を申し上げます。

  日本は課題先進国と称されるほど課題は山積みですが、【多様な歴史・文化・生活・道徳心】【ものづくりの技術】【四四七㎢の広大な海洋】【アジアと太平洋の結節点】など多くの強みもあります。先輩方が築いてきた豊かな日本の良さを活かし、課題を乗り越え未来を切り拓くためにこれからも努力してまいりますので、今後ともご支援ご指導を宜しくお願いします。