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宮城の皆さんからいただいた災害政策への強い決意

青年局長に就任して初めての選挙応援は、宮城県議員選挙でした。厳しい選挙戦でしたが、応援に伺った候補者は無事全員当選!おめでとうございます!

選挙応援も大切な任務ですが、全国各地域の課題を知ることも非常に重要で、この機会に台風19号で甚大な被害を受けた丸森町を訪問しました。床上浸水した住宅が多数、さらに前日の豪雨で再度浸水したエリアもあり、丸森町庁舎の周辺にもまだ泥が残っている状態で、写真にもある通り、庁舎向かいのグランドには痛ましいほどの大量のゴミが積み上げられていました。

避難所を訪問すると、80名以上の方が避難生活を送っており、室内はダンボールベッドが設置され、その上に毛布や布団が敷かれていました。

食事は朝食にパン、昼食はおにぎり、夜は弁当と温かいスープや味噌汁が出るとのこと。しかし今の状況だと避難生活の長期化が見込まれます。幸い、すぐ近くのスーパーが、気合いですでに営業を再開していたので、キッチンカーなどを活用して、避難している方々に温かくてバリエーションのある食事が提供できないか考えさせられました。

あわせて、たくさんのボランティアの皆さんが活躍していたのは頼もしい限りでしたが、泥出しや家の片付けに人手がまだ必要な様子で、家事手伝いサービスなどの企業の支援が得られないかと思いました。

これらについては宮城県連青年局を中心に、地元住民で組織されている支援団体と連携して支援できるよう調整を進めています。

災害に関連し、東日本大震災後に集団移転した地域も訪問しました。街角でいくつものグループが井戸端会議をしており、温かい雰囲気で、公民館では女性陣が芋煮会の準備に勤しんでいたり、おばあちゃんたちが縁側で話していたり、しっかりとしたコミュニティが出来上がっていることが感じられました。地元県議も地域から愛され、頼りにされていることが感じられ、大変な災害を共に乗り越え、苦難を共有し、すごく温かい地域の絆ができていることに、なんとも言えない感じ入るものがありました。

駅前再生に成功しつつある多賀城も訪問しました。2016年に駅前にCCC(カルチャーコンビニエンスクラブ)と連携して市民図書館を建設し、驚きの300万人を越す人々に利用されているそうで、図書館の可能性を強く感じました。駅周辺は図書館の集客力とプラットフォームをまだまだ活かしきれてはいないようですが、その分伸び代を感じました。

丸森町は本当に大変な状況で、非常に辛い気持ちでしたが、上記2地域の訪問で、大変な自然災害を乗り越え、しっかりとしたまちづくりをすれば、より明るい未来が開けるという、日本人そのものの強さと可能性を感じました。

まずは丸森町を始めとする被災地の日常を取り戻すことが最優先ですが、同時に、この国の国民が何があっても強く、より良い地域を自ら作ることができるのだという確信を持つことができ、災害政策へ政治家人生を賭けることに改めてやりがいを感じました。そして政治家は国民からやりがいという名の生きがいをもらっていることを強く強く認識しました。


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