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自民党青年局申し入れ全文: 子供たちが部活動等の成果を発揮できる機会の確保に向けた申し入れ

令和2年6月10日

文部科学大臣
萩生田 光一 殿

自由民主党青年局

子供たちが部活動等の成果を発揮できる機会の確保に向けた申し入れ

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、運動部活動・文化部活動の成果を発揮する各種大会の中止が相次ぐ事態となっている。部活動に力を注いできた子供たち、とりわけ最終学年の子供たちからは、目標を見失ったとの声や、大会が実施されなければ入試等で活用できる成績が残せないとして、進学への悪影響を懸念する声があがっている。
 こうした声に応えるために、子供たちが日頃の部活動における鍛錬の成果を発揮できる機会の確保が求められている。これらの大会の実施に当たっては、感染症対策を徹底するとともに、特に運動部活動に係る大会については、学校再開・部活動再開後間もないことから、身体に過度な負担がかかり怪我をすることのないよう配慮すべきであるが、これらの点に十分留意した上で、成果を発揮する機会を最大限確保するべく、文部科学省に対し、以下の取り組みをお願いしたい。




1.運動部活動に係る対応について
 令和2年度第2次補正予算案において、全国大会(全国中学校体育大会、全国高等学校総合体育大会及び全国高等学校野球選手権大会)の中止を受けて開催される地方大会の開催経費を支援する補助金が計上されている。文部科学省においては、都道府県等における地方大会の確実な実施に向けて、大会を実施する都道府県等における取り組みのグッドプラクティスを共有する等により、最大限の支援を行うこと。
 また、地方大会を実施しないとの判断がなされた場合においても、地域ブロックごとの公式記録会、トライアウトの実施等を後押しすることにより、日頃の運動部活動の成果を発揮できる場の確保に努めること。

2.文化部活動に係る対応について
 文化部活動についても、運動部活動と同様、日頃の部活動の成果を発揮できる場の確保に努めること。
 ウェブ開催が決定した全国高等学校総合文化祭については、初めてのウェブ開催となることから、文部科学省においても、開催県等と協力しつつ、実施に当たって想定される課題の解消に向けた取り組みを進めるとともに、必要な支援を行うこと。

3.国民体育大会・全国障害者スポーツ大会の開催について
 現時点では、開催の可否は決定していないが、大会出場をかけた予選会が中止となっている例もあると承知している。
 今後の新型コロナウイルス感染症の影響次第ではあるものの、開催県の意向を踏まえつつ、まずは、大会開催に向けた最大限の努力が行われることを期待する。また、実施可能との判断がなされた場合には、予選会が行われていないケースにおいても、都道府県の競技団体・スポーツ協会の会長推薦等による参加を可能とするなど、大会の円滑な実施に向けた工夫を図ること。

4.一層の予算措置等について
 新型コロナウイルス感染症への対応で財政的に逼迫している自治体もあると承知している。そこで、地方において、上記の各種大会等を、財政上の負担を可能な限り少なくした形で実施できるよう、国は一層の必要な予算措置を行うこと。
 なお、学校の部活動以外に、少年団やクラブチーム等で活動を行う子供たちも多いことから、それらの活動について日頃の成果を発揮するために大会等が催される場合にも、必要に応じて支援を行うよう努めること。


以上

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