IoTで地域課題を解決する 身近なIoTプロジェクト
8月31日、総務省主催による「身近なIoTプロジェクト第5回会合」が開催され、有識者、自治体関係者、関係省庁、ベンダー等、約100名が参加しました。
総務省では、IoTサービスを創出・普及させるにあたって克服すべき課題を特定し、その課題を解決する参照モデルを構築するための実証事業である「IoTサービス創出支援事業」を実施しています。
今回は、平成29年度事業に採択された団体が自身の計画を発表する、キックオフ会合という位置付けです。
採択された9団体からは、災害対応、認知症高齢者のケア、高齢者の健康増進、障害者サポート、教育、畜産、地域の雇用のミスマッチ解消による雇用創出、ブロックチェーン技術を活用した食のトレーサビリティ、地域交通といった様々な分野における、IoTを活用した創意工夫あふれる取り組みにについて熱意のこもったプレゼンテーションが行われ、有識者、総務省スタッフとともに前向きで活発な意見交換が行われました。
いくつか下記でご紹介しますが、それぞれの分野ですぐにでも活用できそうなものもあります。事例を参考に是非挑戦してみてください。
身近なIoTプロジェクト:http://www.midika-iot.jp/
特に製造業のIoT活用については下記の事例集が参考になります。
http://www.kanto.meti.go.jp/seisaku/joho/data/NOVA_jireisyu.pdf
この実証事業はIoTを社会実装し全国で社会課題を解決するにあたり、課題を発見し解決の糸口を見つけることが目的です。成功要因はもちろんですが、失敗要因もしっかり集積して活かしていけるよう進めていきます。
あわせて、今回の意見交換では予算執行時期の関係で実証事業期間が短くなってしまっている現状(実質半年程度)もわかりました。この点については、他省庁とも調整し充分な期間をとれるようにしたいと思います。