通常国会終了 (4) :ポスト平成時代を見据えた国会改革
初回のブログで、今国会ほど難しさ感じたことはなかったと書きましたが、森友・加計問題に代表されるように、「政と官」のあり方が問われ、国民が政治不信を募らせる事態が続きました。
30年続いた平成の時代は、橋本行革、小泉構造改革に代表されるように、時代にあわなくなってきた仕組みを変革するべく、試行錯誤を繰り返しでした。しかしながら取り残されてしまったのが、まさに自分たちの足元である「国会改革」であることを象徴する展開です。これに対し、今回も改革に向けて仲間とともに立ち上がりました。
私自身は現在、政務官として政府(行政)の立場にあるため、具体的な解説にまで踏み込むのは控えますが、まずは6月、4期目以下を中心とした議員30人で組む「2020年以降の経済社会構想会議」で国会改革を提言しました。
そして、その流れをすぐに衆議院に反映させるべく、超党派120人以上の議員が参加するの「平成のうちに衆院改革実現会議」が立ち上がり、延長会期中の実質3週間の短期決戦で、①党首討論の定例化・夜間開催②タブレット端末導入などのIT化③妊娠出産の女性議員への必要な対応を提言にまとめ、大島衆議院議長に提出しました。
国民の皆様からの後押しも国会改革の大きな力になります。東洋経済オンラインと現代ビジネスに、わかりやすく現状を理解できる記事がありますので、ぜひご参照ください。
党首討論の「夜・隔週」開催は改革の第一歩だ(東洋経済オンライン)
「面白くない国会を変える」超党派若手議員の本気度はどこまでか(現代ビジネス)
国会が国民の皆さんにとって有意義な議論の場となるよう、秋の臨時国会からより具体的な議論に入っていきます。