Blog ブログ

37歳になりました。

37歳になりました。

世界的大流行(パンデミック)となった新型コロナウイルスの集団感染が最初に中国で確認されてからまもなく3ヶ月。解決策の見通しは立たず、先行き不透明で不安な日が続きますが、収束に向けて世界各地の医療の現場で新型コロナウイルスとの戦いの最前線に立つ医療従事者の皆さんのおかげで、私自身を含め、今日も多くの人々が無事過ごせることに大きな感謝と敬意を表します。

また、国民の皆さまにおかれましては様々な状況とご意見があることは承知していますが、状況打開と支援のための制度設計に昼夜尽力する官僚の皆さん、問い合わせ現場で対応する地域の行政の皆さんにも、ぜひ応援の気持ちを持っていただけたらありがたく思います。

政治家になって8年目。党の青年局長とデジタル社会推進特別委員会で小委員長を2つ、知的財産戦略調査会 デジタル社会実現に向けての知財活用小委員長、 行政改革推進本部 規制改革チームの座長などを拝命し、党でも中堅の立場になってきました。

昨年の誕生日のポストでは、芦活部に続く地元の福山を良くするプロジェクトを実施し、全国の地域づくりに展開できる事例にするということと、古い商習慣や規制で立ち止まっている事案を掘り起こし改革することで、新たな一歩を踏み出す人が一人でも多く生まれるようにすることに注力したいと書きました。

行動を共にした地元の仲間のおかげで、芦田川の河川敷を整備した「千代田地区かわまちづくり」は、無事、新しい体育館と河川敷のレクリエーションエリアがオープンして、市民とともに福山の景色を変えることができました。また、漁業者、行政、卸のコーディネートを務めた広島で初めての夏牡蠣が、養殖に成功し、初の出荷が叶いました。その他、地域で活動する団体や個人を支援するための社団法人立ち上げや、学生の起業体験企画の支援などに着手して進行中です。コロナウィルスに負けず、オンラインを活用してコミュニケーションを続け、必ず実現したいと思っています。

後者については、多くの成果を出すことができました。デジタル規制改革の扉を大きく開くことができた他、青年局も組織のデジタル化し、オンラインを活用した情報共有を日常化することに成功しつつあります。どちらもまだまだ道半ばですが、思いがけず、このコロナ環境下において、これらが政治現場の意識転換に大きな影響を与えていると自負しています。

この一年は、この新型コロナウィルスとの闘いに注力することになると思っています。今日も医療現場の資材調達の効率化や、規制改革に関するWEB会議が続きました。

これに先立ち、一昨日、座長を務める自由民主党行革推進本部規制改革チームでとりまとめた新型コロナウィルスに対応するデジタル規制改革について、2つの緊急提言を安倍総理へ申し入れました。

この提言は、主に、オンライン診療、オンライン教育、押印原則(ハンコ)等に関し、可及的速やかに規制を見直し、人々の往来の必要性が招く感染拡大を防止するための提言であり、その後の日本社会のデジタル化を見据えたものです。

新型コロナウィルスとの戦いは、「戦後最大の試練」と称されるように、世界中が人々の命と生活を守るための試練であり、そして、さらに次に訪れるかもしれないさらなるリスクに対し、強い国家になるために社会を革新できるかの試練でもあります。この状況を収束させるという世界共通の試練に向き合いながら、収束させながら、今よりも強く、よりよい社会に進化しなくてはなりません。前と同じに戻すのではダメなのです。

時代に合わないルールを取り払い、テクノロジーの社会実装を大きく進め、社会を進化させるためのルール作りに挑みます。早急にできる規制改革から実現し、この危機を乗り切っていくとともに、その先に、災害や緊急事態に強い日本へと転換していきます。

すぐに着手できるものとして、以下の5点がキモだと考え、注力していきます。

1: オンライン診療の実現
2: オンライン教育の促進
3: テレワークの推進
4: 行政手続きのオンライン化
5: デジタル化を阻むアナログ10原則の撤廃
(対面・書面・押印・印紙・様式・出頭・常駐・目視・原本・現金)

署名・押印を求める手続の代表的なものだけでも、扶養控除申告(4400万件)、自動車の登録(新規登録430万件、移転登録650万件)、転入届(460万件)というように、これだけ皆さんの手を煩わせています。

しかし、国が法律を変えただけでは社会は変わりません。これまでデジタル化が進まなかった要因として、3つの壁があります。「慣習の壁」「法律の壁」「既存業界の壁」です。特に、「慣習の壁」については国民の皆様の協力が必要です。

電子署名や電子サインという解決策があるにも関わらず、なんとなくハンコを使い続ける、最初のセッティングが面倒だから会った方が早いと対面で会議をする、それをテレワークができる立場の弱い人に強要する、通信とテクノロジーで解決できる確認作業などをこれまでそうして来たからということで目視にこだわる—-こういった慣習を思い切って変えていくのです。

今回の新型コロナを機に、WEB会議を筆頭に、多くの人は「やってみたらできる」ということを体感しています。事態を収束させるためにも、また収束した後のリスクに強い安全で安心な毎日のためにも、新しい技術や価値観を恐れず、最初の着手を面倒くさがらず、一人一人が、一歩前に踏み出していただくことが必要です。すでに踏み出して歩み始めている方は、ぜひ難しい方へのサポートをお願いします。

感染者が増え、東京を始めとする感染者の多い都市は緊急事態宣言が出されました。しかしながら、日本の致死率は世界的に圧倒的に低くなっています。決して楽観はできませんが、感染者数を抑え、世界トップレベルの医療現場を守り抜くことが、一人でも多くの方を救い、事態収束を実現することに直結しますので、改めて3密回避の実践をお願いします。

なお、よく質問をいただきますが、3密回避ができる環境であれば、飲食店へ行くことや、運動をすることは問題ありません。

緊急事態宣言にあたり、対象地域の皆様に、他の地域への移動を控えていただいているように、私自身も、期間中は地元への帰省を控えます。その分、福山事務所のメンバーとオンラインで密にコミュニケーションし、地域の課題についてもしっかり対応していきます。

福山以外の方ともオンラインを活用してコミュニケーションを絶やさぬようにします。私のLINEアカウントにいただいたメッセージは全て自分で拝見しています。お困りのことがあればLINEからお問い合わせください。また、各県の青年局にも最新の情報を共有していますので、そちらにお問い合わせいただいても大丈夫です。

この試練の向こうに、力強く、自由に暮らせる私たちの国を目指して、ともに前へ踏み出しましょう。

LINE@などそれぞれのSNSで、イベント登壇情報や政策に加え、スペシャルコンテンツをお届けしています。ぜひ登録お願いします。

友だち追加