「平成のうちに」衆議院改革実現会議 国会改革提言を衆議院議院運営委員会委員長に提出
私も参加している「『平成のうちに』衆議院改革実現会議」が、本日国会改革に関する提言を高市早苗 新 衆議院議院運営委員会委員長に提出しました。
自民党議員で構成する「2020年以降の経済社会構想会議」の提言から、超党派の「『平成のうちに』衆議院改革実現会議」に議論が繋がり、改革の実現に向けて着実に進んできています。
報道資料を転載しますので、ぜひご一読ください。
世論の後押しが「平成のうちに」衆議院改革を実現する大きな力となります。応援、よろしくお願いします。
<報道資料>
「『平成のうちに』衆議院改革実現会議」は、平成 30 年 10月 25日、党首討論の定例化・夜間開催の実現、衆院の IT 化、女性議員の妊娠・出産への対応など、平成のうちの実現に向けた早急な議論開始を求める提言を、第197回臨時国会開会にあたり、高市早苗衆議院議院運営委員会委員長に提出しました。
「『平成のうちに』衆議院改革実現会議」は 6 月 28 日に設立総会を開催し、衆議院議員 465名の 4 分の 1 以上となる与野党 120 名以上の議員が参加する、衆議院改革のための超党派の会議となり、7 月 20 日、平成のうちの実現に向けた早急な議論開始を求める提言をまとめ、大島理森衆議院議長に提出しました。国会は、政治不信を乗り越えるために可及的速やかに改革が必要であり、この実現会議のメンバーだけでなく、超党派議員及び国民の皆様による世論の後押しが「平成のうちに」衆議院改革を実現する大きな力となります。
提言案の要旨は以下の通りです。
平成 26 年当時の与野党 7 党の国会対策責任者が党派を超えて合意し署名した、平成 26 年「国会審議の充実に関する申し合わせ」を基本とし、
1: 国民への説明責任を強化することを目的とし、党首討論**の定例化・夜間開催など充実した討議が行われる環境を整備すべき
2: 衆議院におけるタブレット端末の導入・活用など、IT 化を推進し、国会審議の効率化・意思決定プロセスの透明性向上を図るべき
3: 女性議員が妊娠・出産時等により表決に加わることができない場合に、代理投票を認めるなど必要な対応を速やかに実施すべき
引き続き国会改革小委員会***での議論が活発化するよう、環境づくりを進めていきます。具体的には、「実現会議」を再開し、再び超党派の議員による議論を始めるなど、改革実現に向け環境をつくりたいと考えています。
実現会議の議員のコンセンサスは、「平成のうちに」一つでも国会改革の風穴を開ける、ということです。平成 26 年に与野党間で国会改革の合意が交わされたにもかかわらず、その合意事項は履行されていません。これは、いかに国会改革が難しいかをあらわしています。国会改革が動くかどうかは、議院運営委員会(議運)の動向がカギを握っています。昨今国会改革小委員会が大きく動くことはありませんでしたが、衆議院の議運はペーパーレス、質問趣意書の調整日数拡大など、できるところから動き始めています。今後は、本質的・抜本的な改革に向けて、平成のうちに一つでも結果を出せるよう、もっと議運が動きやすい環境をこの会議で後押しして行きます。
*議院運営委員会:日本の国会法に規定された常任委員会のひとつで、衆議院、参議院それぞれに設置されています。議院の運営に関する事項を所掌しています。
**党首討論: 首相(与党党首)と野党各党首による討論。今年の通常国会では、7 ヶ月間で開催は 2 回でした。
***小委員会
小委員会は議会の委員会のもとにおかれ,より専門性の高い議論を行う予備審査機関で、政策分野別に構成されるのが一般的です。ここで言う小委員会とは、「議院運営委員会国会法改正等及び国会改革に関する小委員会」を指します。
■お知らせ
私たち若手議員の取組みを描いた本が出版されました。一昨年の年末、高齢者への3万円の給付に私や小泉議員が異論を唱えたところからスタートし、 高木 新平 (Takagi Shimpei) 君に手伝ってもらった「レールからの解放」・「厚労省分割案」・「人生100年時代の社会保障へ」、そして「こども保険」構想へとつながっていった500日。同世代の民間有識者の同志と2020年以降の未来を見据えて議論したいという想いでサポートをお願いし、最後まで粘り強く伴走してくれたRCF 藤沢 烈 (Retz Fujisawa)さんの著書です。
普段テレビや新聞で報道されない、議員の政策立案過程のリアルな姿が見て取れる貴重な本だと思います。ぜひ読んで見てください。