衛星放送の熱い未来:BS新規参入公募開始
今月から4K8K 衛星放送が始まりました。さらに総務省ではBS放送に3チャンネル分の新規参入事業者を募集します。
テクノロジーの進展により、電波帯域を画質はほぼそのままに最大4分の3まで圧縮することができました。利用可能な帯域を空けて、新規のコンテンツ事業者の参入を促すことで競争環境を創出し、多様なコンテンツの選択肢を国民に提供するのが狙いです。
少し背景を説明すると、現在、日本の上空には8つの衛星が運用されており、BSデジタル放送と東経110度CSデジタル放送が「衛星基幹放送」として、東経124/128度CSデジタル放送が「衛星一般放送」として位置づけられています。
これまでの衛星放送は、衛星から、らせん状に右回りに回転する「右旋」の電波を発射することで放送されていましたが、新たに、左回りに回転する「左旋」の電波を使うことで帯域が2倍に広がります。
これに伴い、BSの左旋では今年12月以降、NHKやWOWOWの8K放送など5チャンネルの番組が新たに始まり、CSの左旋ではスカパー!の4K放送の8チャンネルがスタートします。
衛星放送は、地上波のような放送網がなくても全国に放送ができ、離島などの難視聴対策にも適した「広域性・経済性」と、広帯域の伝送路から多くの高画質番組を同時提供できるという「大容量性・高品質性」が売り物です。
中でも、BS放送は、動画配信事業者が衛星管理者に年間3.4億円支払うと全国4000万世帯へ配信できますから、見方によっては非常に安いコストで動画を全国の世帯に配信できます。
総務省のワーキンググループの会議で、BS放送への新規参入枠の開放を中心に衛星放送関連について議論してきました。政務官就任時代に着目し、ぜひフェアにコンテンツ事業者に参入環境を提供したい思いで調整してきたので、今回新規公募の発表がされたことを嬉しく思っています。
多くの魅力あるプレイヤーの挑戦を期待しています。
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地域課題解決に取り組む際の政治・行政・住民のパートナーシップを、陳情型の昭和フォーマットからポスト平成時代を見据えた共同解決型の”福山フォーマット”へ転換したいと考え、日頃から地域活動に取り組んでいます。具体的に結果を出すことができた事例をブログに書きました https://t.co/FhTf2Z6Wtw
— 小林史明(衆議院議員/広島7区/福山市) (@kb2474) 2018年11月25日