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福山の体験型観光の発掘

東京から友人を招いて、今年も福山鞆の浦の観光鯛網で親船に乗りました。以前から体験型観光でもっと漁業を盛り上げていけないか、という課題意識をもっており、今回、旅慣れた友人達にも一緒に体験してもらい、楽しんでもらいつつもフィードバックをもらおうと企画しました。体験とは言え動画で見ていただける通り、強風の中、大奮闘。漁師の皆さんの緊迫感あるやり取りの中、本気で網を引き上げる体験は、大きな充実感があったようで大好評でした。

昨年は鯛網漁だけでしたが、今年はその前に今夏から出荷が始まる福山の牡蠣養殖場へ漁船で訪問。養殖のプロセスを見学し、その場で牡蠣を剥いて食べてもらいました。広島県の牡蠣は主に冬が旬なのですが、この夏牡蠣の出荷が始まることで、夏に域外から訪れる観光客の皆さんにも広島の牡蠣をお届けできます。瀬戸内海の塩気とミルク感のいいブレンド具合でとても美味しく大好評。この牡蠣筏訪問も体験型観光のコンテンツになりそうです。

夕方からは田島のクレセントビーチで地元の漁師仲間とシーフードバーベキュー。観光鯛網で獲れた鯛や牡蠣の養殖場でもらった牡蠣を持ち込み、漁師の皆んなに準備してもらった福山の新鮮な魚介と地元のワインでもてなしました。この時期はマナガツオが旬。刺身としゃぶしゃぶと塩焼きとで食べてもらいました。マナガツオの刺身は東京にはあまり出回らないようで、皆初めて。知らない地元の魚を食べてもらうよい機会にもなり、地域のコンテンツはそんな身近なところにあることも確信しました。そして何より嬉しかったのは、東京からの友人と地元の仲間がとても楽しそうにコミュニケーションしている姿でした。私自身、地元の漁業を一日満喫しました。

観光鯛網は例年ゴールデンウィークから5月下旬まで開催しています。今年は26日までですので、皆さんぜひこの週末は鞆の浦にきてみてください。

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@kobayashifumiaki