第5回政経セミナー開催 辛口ジャーナリストと質疑応答
今週月曜日に第5回政経セミナー「情報通信技術の進化がもたらす未来に向けた法改正と規制改革」を開催しました。
このセミナーは、毎回、ランチタイムにカレーを食べながら活動報告と政策関連の情報共有をする会で、前回から日本青年館ホテルにお世話になっています。会場の9階からは、神宮の森が一望でき、神宮球場が丸見え、建築中の新国立競技場も見ることができます。
私からは、青年局長就任のご挨拶と、この半年の青年局、行政改革推進本部、情報通信戦略調査会、IT戦略特別委員会、災害対策特別委員会小委員会での活動と成果を報告。続いて、今回のメインテーマである、5G/ IoT/ビッグデータ/AI/ロボットといった技術が普及していくことで、加速的に進化する産業と社会を、政治行政はどのように国民の未来につないでいくのか、5G/ データ駆動社会の規制改革はどうあるべきなのか、私のビジョンを共有しました。
今回、私自身、とても楽しく勉強になったし、参加してくださった方にも同様に感じていただけたと思っているのは、ジャーナリストの磯山友幸さんとのパネルディスカッションです。辛口のジャーナリストで知られる磯山さんに、日頃のプレゼンテーションやメディアインタビューでは話せないようなことを、グリっとえぐっていただきました。参加した皆さんを始めとする国民が持つ疑問や不安を、客観的に掘り起こしていただけたのではないかと思っています。
このブログでもその回答を公開しづらいのは残念ではありますが、質問は主に
- 放送はBSの新規参入が発表され、よしもと、松竹、ジャパネットなどが参入する (参考記事 ) 。このあたりは狙い通りか。
- NHKのネット同時配信は承認されたことで、地方局あたりは行く先不安だと思うが、地方局の再編など何か見通していることはあるか。
- それにしても同時配信の条件であったNHKのガバナンス改革は本当にできるのか(参考記事)。改革を先導した立場として思うところは。
- 携帯電話市場の改革により、総務省と通信業界の対立の背景 (参考記事 )
- 端末料金の過度な補助金を規制したことで、ハイエンドの端末が売りづらくなるとメディアでは言われている。アップル1社を狙い撃ちしたように見えるが、その背景。(参考記事)
- 楽天の新規参入が遅れており、総務省の失策と言われているが、その背景(参考記事 )
- 5Gは現実的にどこまで何を実現できるのか (参考記事)
- 5G時代となり、あらゆるデバイスはIoT端末としてデータを吸い上げ、そのデータが行政やビジネスに活用されて行く。現状の事例、課題、ドリームプランを。
- AIやロボティクスは、社会保証や労働環境の改善、産業競争力の増強にどのように影響するものなのか。よい話とリスクは。
政策の背景の深いところまでお話しでき、私自身スッキリしたところがあったのですが、もっと時間が欲しかったのが正直なところです。このような深掘りした内容を話せるのが、オフラインのセミナーのよい部分だと再認識しました。
引き続き、皆さんに有用な情報を共有していけるよう、工夫していきたいと思います。ご参加いただいた皆さん、磯山さん、ありがとうございました。
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