2024年10月28日

#衆院選2024を振り返る

お知らせ

おかげさまで、5期目の当選を果たし、引き続き国政で政策実現に取り組む立場をいただきました。応援してくださった福山の皆さん、SNSなどを通して全国から応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。

自民党として、また政治そのものの信頼を大きく失ったことは、選挙戦の結果の通りで、自公連立与党で過半数割れという大変厳しい結果となりました。私自身も得票数97,991票、得票率60.1%と、前回から得票率で6%、2万5000人もの方々の信を失い、有権者の審判として真摯に受け止めています。

しかし、その中でも多くの得票をいただけたのは、今の自民党の厳しい状況を変えるためにも、小林史明がんばれと、多くの期待をいただいた結果と受け止めています。

今回は「会いに行く選挙」を掲げて、皆さんの日常の近くを訪ねて、一人でも多くの方に直接話をさせていただきました。

選挙は、政治の声に耳を傾けていただける機会でもあります。今回は、目の前の物価高を乗り越え、皆さんの不安のもとである、人口減少時代においても、経済社会が成長し、皆さんの暮らしが豊かになる、今日よりきっと明日が良くなるという希望を共有する機会にしたいと考え、具体的な政策を話し続けました。

様々なライフスタイルの方に届けるため、ビラや活動報告など印刷物を丁寧に作って文字で届け、テレビや新聞で見ていただくため報道対応も頻繁に行ないました。また、政治から距離がある人、特に全国の仲間の応援で留守にする間は、政策を説明する動画を作ってSNSで共有しました。非常に多くの方に見ていただくことができ、地元だけでなく、他の選挙区に行っても、動画で見た、と声をかけていただきました。

今回、政策として「暮らしと経済の好循環」を掲げていました。

2050年に向かって人口が1億人まで減ることが確定している中で、私たち皆が豊かに暮らしていくには、2つの方向性があります。

一つは、現状、10人でやっている仕事を8人でできるように工夫することです。規制改革や大規模な設備投資、デジタル化で業務の効率化をすることが必要です。

もう一つは付加価値をつけて、今まで100円で売っていたものを120円、150円と価格をあげて利益率を上げることです。地元で500円で売っている果物が東京のデパ地下では1500円で売られている、外国人観光客が泊まるラグジュアリーホテルではもっと高く提供されている、というのはよくある話です。私たちは自分たちの持つ強みをもっと貪欲に見つけて、どう付加価値をつけてアピールするか工夫する必要があります。

例えば、競争力のある省エネ等の環境技術などが挙げられますが、国際的なルール形成や税制等でもサポートしていきたいと考えています。

加えて、東京一極集中、大企業中心の政策から、地方の中堅中小企業と、東京含めた世界の大企業やスタートアップ、個人などを繋いで、人、アイディア、資金が循環するように制度で円を描く。それにより、経済成長し、価格転嫁で中堅中小企業にも利益が回る、幅広い業界で賃上げにより手取りが増える、消費が増える結果、税収も現状の制度の中で増収となり、社会保障の安定につながる、といった具合に、分断されている情報や利益、人材が流動化することで、社会全体を豊かにする政策です。

そのような私の話を聞いた複数の方から、自分の仕事の方針や営業のやり方、考え方を変えてみた、そして将来に展望が見えてきた、という声をいただきました。

期間中、全国14 名の同志の仲間の応援に伺いました。その各地でも、福山の人から聞いてる、という声やSNSでも政策見たよ、ということで駆けつけてくれた方々もいて、非常に多くの方々に支えられていることを改めて認識しました。

残念ながら、党全体として、物価高の中、国民の皆さんの事業や生活をどう支えていくのかの具体策を、全国的に明示し、伝えることができなかったことは、政治資金の問題と同様、この選挙全体の大きな敗因です。蛇足ですが、SNS投稿でも、雑談投稿よりも、政策を説明する動画の方が圧倒的に多く見られました。データからも有権者の関心は政策にある、と確信しました。

今日からまた、福山の皆さん、そして全国の皆さんに、将来、きっと暮らしが良くなる、こう思っていただける明確な政策を打ち出し、ともに実現できるよう共有していきます。そして皆さんとともに、日本と福山を前に進められるように、活動してまいります。