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環境副大臣を拝命しました。

11月13日に環境副大臣を拝命しました。

デジタル副大臣を拝命して以来、二度目の宮中での任命式で、天皇陛下からお言葉を賜った際には、使命感から、言葉では言い尽くせない気持ちになりました。

環境省のミッションは人の命と健康を守るとともに、地球の未来を守ることです。

現在、温暖化が進み、日本に限らず世界を襲う様々な災害がどんどん激甚化しています。まさに気候変動・環境対策は日本だけでなく、世界で取り組むべき喫緊の課題です。

年末にはGXビジョン2040、エネルギー基本計画、地球温暖化対策計画の策定が迫っており、気候変動への対応と、経済成長を両立可能な現実的な答えを導き出さなければなりません。

そしてそれと同時に、これからの日本では人口が減少しても経済成長し、発展する経済社会を実現していくことが重要になります。

日本には優れた環境技術を持った企業が数多くあり、その企業の生み出す製品やサービスは世界から注目されています。私の地元福山にも優れたリサイクル技術や省エネ技術を持った企業があり、最近は価格競争力だけでなく、環境に良い製品であるということが競争力になり、日本だけでなく世界の企業から選ばれるようになってきています。

この様に環境技術は、これからの日本を成長させる大きな財産です。優れた技術を日本だけでなく世界に売り込み、気候変動対策において貢献するとともに、日本に資金・人材・資源・データを呼び込むことが出来ると考えています。

産業や市場全体で資源を有効利用する循環型経済、サーキュラーエコノミーへの移行もますます重要になります。すでに日本はパソコン等の電子基盤を回収し、資源化することにおいては先進国でトップに位置しています。今後、ASEANなどにもルールを整備することができれば、日本が資源国になることも可能です。
これは私が事務局長を務めていた自民党の新しい資本主義実行本部でこの5月に提言し、その内容は今年の政府の成長戦略になっています。

あわせて、国立公園をはじめとした自然の豊かさも世界に誇る資産です。規制改革や各種政策によって、自然を生かした体験を新たな観光資源として、経済成長と自然の保護を両立させていきたいと思います。

一方、太陽光パネルのリサイクルに向けたルール整備や、増加する鳥獣害対策など、急ぎ解決しなければならない課題も多くありますが、どれも日々の生活に直結したテーマであり、早期に結論を出していきたいと思います。

環境分野は、これまで取り組んできた成長戦略やスタートアップ政策などを実装する場としても、とてもやりがいがあると感じています。これまでの経験を生かし、全国各地の成長の芽を伸ばし、皆さんのくらしが豊かになったと実感できるよう、政策実現に取り組んでいきます。

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