2013年12月30日タクロバン訪問3日目 病院訪問 私立病院には政府支援は届かない?
3日目、居候させていただいていた明平さん夫婦が日本に帰国するということで
空港へお見送りに。今夜は夜の食事会でご一緒した隣の岡田さん宅へ甘えます。
ご縁というか、私が図々しいのか。。。
午前は島内の被災地を回りつつ、旧日本軍にゆかりのある地を訪問。
午後は病院を3件訪問。
1件目は市民病院。ヨランダ台風によって屋根が飛んでしまったところへ
福山市から屋根の資材などを寄附した先です。
近くまで資材は届いているのですが、現状は写真のような状況で、
福山市の支援によってしっかり回復することを期待します。
※多くの患者さんが並んで診察をうけていました。
次に訪問したのが私立病院で、レイテ島の中でもNo1の総合病院。
開平ファミリーの知人である病院医師の方に話を聞きながら案内いただきましたが、
なにより困っているのは検査機器がすべて壊れていること。X線やMRIなど一階に配置していた装置は全て高潮で壊れたと。
ただ、私立のため政府からの支援の予定がないと。
私立だからといわれればそうかもしれませんが、多くの市民が訪れる病院に
基本的な機器がないというのは。。。
※写真は私立病院の最上階。屋根が一度飛んで直したばかり
なんとも痒いところに手が届かない支援だと感じてしまいます。
政府からの支援は相手国政府が窓口になることがルールでしょうから、
直接というわけにはいかないんでしょうがなんとも釈然としません。
日本からの多額の支援はフィリピン国民に本当に届いているのか。
これも帰国後の宿題にしたいと思います。