通信新時代の幕開け 5G公開ヒアリング速報
政務官として最後の大仕事は5G周波数割り当ての公開ヒアリングでした。通信各社の経営陣に参加していただき、各社からプランのプレゼンテーションがありました。個人的に注目したポイントを書き出すと、
・NTTドコモは、2019年9月から試験提供を開始し、2020年春から商用サービスを開始する。ラグビーワールドカップでの5G体験に期待大。
・KDDIは、IoTをグローバルプラットフォームに使って世界展開を狙う。地域が抱える様様な課題をIoTを活用して解決する。
・ソフトバンクは、遠隔操作により建設現場の作業を代行するなど人材不足の解決に寄与していく Boston dynamics をどう活かすのか、個人的には注目しています。
・楽天は、4Gエリアを展開する際に基地局のシステムをハードウエアとソフトウエアに分離し、仮想化する技術を使い、4Gから5Gへソフトウエアアップデートで実現する。
平成から次の元号への移行を前に、通信も次の世代へ移行していきます。数年に一度の新世代通信割り当てという歴史的な瞬間に立ち会えて、なんだか興奮しています。
景色が変われば意識も変わる。人口減少する中でも、5Gを基盤にテクノロジーを徹底的に社会実装していけば、将来も発展することができる。そんな前向きな気持ちをみなさんと共有できるよう、早期実現に取り組みます。
総務省の皆さん、通信会社の皆さん、まずはお疲れさまでした!
※参考 各社プレゼンテーションの様子
docomo 吉澤和宏社長
KDDI 高橋誠社長
SoftBank 宮内謙社長
楽天モバイルネットワーク 山田善久社長
■お知らせ
私たち若手議員の取組みを描いた本が出版されました。一昨年の年末、高齢者への3万円の給付に私や小泉議員が異論を唱えたところからスタートし、 高木 新平 (Takagi Shimpei) 君に手伝ってもらった「レールからの解放」・「厚労省分割案」・「人生100年時代の社会保障へ」、そして「こども保険」構想へとつながっていった500日。同世代の民間有識者の同志と2020年以降の未来を見据えて議論したいという想いでサポートをお願いし、最後まで粘り強く伴走してくれたRCF 藤沢 烈 (Retz Fujisawa)さんの著書です。
普段テレビや新聞で報道されない、議員の政策立案過程のリアルな姿が見て取れる貴重な本だと思います。ぜひ読んで見てください。