Blog ブログ

38歳になりました。

38歳になりました。

私自身は仕事に没頭し、元気に今日の誕生日を迎えましたが、新型コロナウイルスの感染拡大により亡くなった方々とそのご家族、逼迫する医療現場で尽力される皆さんを始め、多くの方が長く苦しい社会経済生活にあることに、心苦しく、悔しい気持ちです。政治家になって9年、規制改革や古い慣習への意識変革、社会システムのデジタル化などを唱えて注力してきましたが、この一年はそれらの必要性と重要性を強く再認識させられました。当面続くことが想定されるこの非常事態に、一つ一つの課題への解決策を打ち出せるよう、これまで以上に力を尽くして参ります。

ご報告としては、今年の1月20日に拝命した内閣府大臣補佐官の担務で、ワクチン担当の河野大臣のプロジェクトであるワクチン接種記録システム構築が一つ山を超えました。今週火曜日に報道陣にも公開し、使用方法の動画とともに、昨日から自治体および医療機関で試験運用が始まっています。大きな問題がなければ予定通り、4月12日から開始する高齢者の接種から活用され、接種状況が記録されます。

記録された情報は、当面は接種券の汚損紛失や引っ越しした場合などへの対応、自然災害などに対するバックアップとして機能します。全国的に接種が進んでくれば、各地の進捗状況を確認しながら、データに基づいた政策判断に活用されます。

今回、全国1741自治体がそれぞれに保有するシステムが関係し、所管省庁の法律も理解した上で対応が必要となる複雑なプロジェクトに、官民から参加して、予定通り完成までこぎつけてくれたメンバーに心からの感謝をし、誇りに思うとともに、ご理解とご協力をいただいている自治体および医療関係者、関連省庁の皆さんにも御礼申し上げます。

私自身、今回のプロジェクトで、多様な人材とともに働くことの有効性と素晴らしさを身をもって体感し、この国の大きな可能性を確信しました。このプロジェクトは秋に創設される予定のデジタル庁が担うプロジェクトのモデルケースとなり、今後行政のデジタル化を進める上で、大きな一歩となることでしょう。

これ以外にも、この一年を振り返ると、私にとって今後の学びとなる成果が出せた一年となりました。

前半は党の青年局長として青年局組織のデジタル化を進め、地域課題をフラットに議論できる環境作りができました。中盤は党のデジタル社会推進本部事務総長として、甘利明座長のもと、デジタル庁創設に向けた提言を取りまとめ、具体的にデジタル庁が担う課題と解決策についてリスト化しました。年が明けてからは内閣府大臣補佐官という担務で、前述の通り、ワクチン接種記録システム構築というミッションを担い、デジタル庁が今後取り組む自治体システムの共通化の基盤を作ることができました。

今後、これらの成果で得られた実感と問題意識を政府の成長戦略に反映し、政府全体でデジタル化と組織変革を実現していきます。解決すべき課題は山積していますが、多様な意見と知見を持つ皆さんとともにこれらの課題に取り組んでいけば、その分大きく飛躍できる可能性があります。ともに私たちの社会を前へ進めていきましょう。

関連記事:
2021/04/06 ケータイウォッチ: 新型コロナ「ワクチン接種」はどう記録されるのか――小林大臣補佐官に聞く

2021/04/06 CNET Japan: 国が整備する新型コロナワクチン接種記録システム始動–接種記録をデータ化する理由

2021/04/06 NHK: 河野規制改革相 ワクチン接種状況を把握 新システムを実演

2021/02/06 産経新聞: ワクチン接種新システム 4月の高齢者接種に合わせ稼働へ 小林補佐官インタビュー

2021/01/26 FNNオンライン: ワクチン接種の切り札“チーム河野”の新戦力 補佐官就任の自民党・小林史明議員とはどんな人物?

2021/01/20 日本経済新聞: ワクチン補佐官に小林史明氏 河野氏をサポート

LINE@などそれぞれのSNSで、イベント登壇情報や政策に加え、スペシャルコンテンツをお届けしています。ぜひ登録お願いします。

友だち追加

 

 

 
 

 
この投稿をInstagramで見る
 

 

 

 
 

 
 

 

 

 

 

小林史明(@kobayashifumiaki)がシェアした投稿